2015年度公開講演会 「あらためて『男女共同参画社会形成』、『女性の活躍促進』を問う」
INFORMATION
講師
芝浦工業大学教授
内藤 和美 氏
芝浦工業大学教育イノベーション推進センター、男女共同参画推進室教授。専門分野はジェンダー関連行政。(公財)日本女性学習財団評議員、日本女性学会幹事、日本社会教育学会編集委員、日本評価学会会員。
詳細情報
名称
2015年度公開講演会 「あらためて『男女共同参画社会形成』、『女性の活躍促進』を問う」
内容
【講演概要】
男女共同参画社会基本法に「男女共同参画社会の形成」が定義され、これが公用語となって15年余が経った。そして昨今はむしろ「女性の活躍」が 政策のキーワードになっている。男女共同参画社会基本法の制定施行によって私たちが獲得したものは大きい。一方、日本国憲法14条のもとで長く普通に用いられてきた「男女平等」を「共同参画」に置き換えなければならなかったことをはじめ、同法制定実現のためにかなりの無理が為された。その無理が、施行後の「男女共同参画」施策?行政と、人々の問題理解に影響を及ぼし続けてきたように思われる。講演では、あらためて、そうしなければ制定を勝ち取り得なかった男女共同参画社会基本法の特徴(獲得前進の面/課題の面)と論理構成を確認し、「男女共同参画」とはいかなる概念なのか、「男女平等」(本来は性別に関する平等)や「性別について公正な社会の形成」とどう違うのか、そしてここへきてなぜ「女性の活躍」なのか、これでよいのか、を問うてみたい。
男女共同参画社会基本法に「男女共同参画社会の形成」が定義され、これが公用語となって15年余が経った。そして昨今はむしろ「女性の活躍」が 政策のキーワードになっている。男女共同参画社会基本法の制定施行によって私たちが獲得したものは大きい。一方、日本国憲法14条のもとで長く普通に用いられてきた「男女平等」を「共同参画」に置き換えなければならなかったことをはじめ、同法制定実現のためにかなりの無理が為された。その無理が、施行後の「男女共同参画」施策?行政と、人々の問題理解に影響を及ぼし続けてきたように思われる。講演では、あらためて、そうしなければ制定を勝ち取り得なかった男女共同参画社会基本法の特徴(獲得前進の面/課題の面)と論理構成を確認し、「男女共同参画」とはいかなる概念なのか、「男女平等」(本来は性別に関する平等)や「性別について公正な社会の形成」とどう違うのか、そしてここへきてなぜ「女性の活躍」なのか、これでよいのか、を問うてみたい。
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料
※申込不要、入場無料
お問い合わせ
立教大学ジェンダーフォーラム事務局
TEL&FAX:03-3985-2307
gender@rikkyo.ac.jp
gender@rikkyo.ac.jp